第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会が12/7(火)-10(金)の4日間にわたり、神戸ポートアイランドにて開催され、ポスター発表してきた。
参加者はおおよそ1万人ほどであろうか。プログラムは特別講演、シンポジウム、ワークショップ、一般口頭発表、ポスター発表、バイオテクノロジーセミナーなどにより構成されている。シンポジウム、ワークショップは、従来100テーマ程度開催されていたものを70テーマ程度に絞られていた。ポスター発表は5,154件にのぼっていた。
ちなみに、ライフサイエンス QA (β)をもとに集計すると、いわゆる次世代シークエンサー関連の研究発表はワークショップ8件、シンポジウム2件、ポスター96件の計104件で、ポスター発表が5,154件であることを考えると、意外と少なかった。
私は以下のポスター発表を行った:
3P-1308
AlzPathway: アルツハイマー病のリスク遺伝子探索や分子機序の解明のための網羅的パスウエイマップ
飯島里紗, 水野聖士, 荻島創一*, 菊地正隆, 宮下哲典, 桑野良三, 福原武志, 田中博
製薬企業の研究者をはじめとした方々に興味をもっていただくことができ、有意義なディスカッションをすることができた。
今回、初めて大判ポスターを作製した。KeynoteとPosteRazorによりA3に分割印刷して、ポスター会場でつなぎあわせた。
空き時間をみつけて、神戸ルミナリエにでかけた。美しい電飾のもとで、幼い子どもたちがお父さんに肩車されている光景は、この神戸ルミナリエをはじめた神戸の人々の夢だったのではないだろうか。開催経費の資金繰りが悪化しているということで、100円募金をさせていただいた。
共同研究者をはじめとした、さまざまな研究者と交流することができ、非常に有意義な学会であった。それにしても、twitterをはじめとした、インターネット上のソーシャルなメディアにより、”フラット”な研究者のネットワーク形成とそれによる情報交換やコラボレーションが加速しているのを肌で感じた学会だった。