第52回人工知能学会分子生物情報研究会(SIG-MBI)・第17回オープンバイオ研究会が3/29(金)-30(土)の2日間にわたり、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)で開催され、口頭発表してきた。人工知能学会分子生物情報研究会(SIG-MBI)、オープンバイオ研究会の研究者が参加し、研究発表のみならず、これからの生命科学、バイオインフォマティックスについても議論する充実した研究会であった。
初日の第52回人工知能学会分子生物情報研究会(SIG-MBI)のプログラムは以下の通りである:
13:00-13:25 分子ロボティクス: 現状と課題
小長谷明彦(東京工業大学)
13:25-14:05 分子ロボティクス: 生体分子モーターを動力原としたマイクロマシン
平塚祐一(北陸先端科学技術大学院大学)
14:05-14:30 タンパク質の立体構造に基づくインシリコ創薬
広川貴次(産業技術総合研究所 生命情報工学研究センター 創薬分子設計チーム)
14:45-15:10 東北メディカル・メガバンク事業とそのゲノム解析戦略
山下理宇(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)
15:10-15:35 東北メディカル・メガバンク事業における情報基盤とデータ統合
荻島創一(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)
15:35-16:00 菌株情報記述オントロジーとLODの構築
川島秀一(ライフサイエンス統合データベースセンター)
16:00-16:15 メタゲノム解析による感染症診断システムの開発
中村昇太(大阪大学 微生物病研究所 附属遺伝情報実験センター ゲノム情報解析分野)
16:40-17:05 タンパク質の立体構造に基づくインシリコ創薬
岩崎 渉, Thanet Praneenararat, 高木 利久(東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻)
17:05-17:30 状態空間モデルを用いた超高次元逐次データに対するクラスタリング手法の開発
私は以下の口頭発表を行った:
東北メディカル・メガバンク事業における情報基盤とデータ統合
荻島創一(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)
夜は懇親を深めることができて非常に有意義だった。3/30(土)の第17回オープンバイオ研究会では、”これからの生命科学を考える”をテーマとした4コマプレゼンでオープンバイオ研究会らしい意見交換がなされた。毎年、この時期に、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)でこの研究会が続いているのは、たいへん素晴らしい。